2020.11.18 00:00養子や義理の子どもの相続分は?相続税対策の養子縁組も!被相続人の配偶者は、優先して法定相続人になれますが、被相続人の子どもも「相続廃除」や「相続欠格」ではない限り、法定相続人になれます。養子の相続分は実子と同じ被相続人の子どもは実子であるケースがほとんどですが、中には「養子」という人為的に法律上の親子関係を作り出すケースもあります。...
2020.11.15 00:00被相続人に隠し子がいた!婚外子の法定相続権は?被相続人には秘かに愛人が居て、隠し子まで居た場合、その隠し子にも相続権はあるのでしょうか。ポイントは「認知」です。認知された婚外子(非嫡出子)には、嫡出子と同等の相続権が認められています。過去の民法においては、嫡出子と非嫡出子で区別されていましたが、平成25年9月4日、最高裁が、...
2020.11.12 00:00被相続人の妻が身ごもっていた!胎児の相続権は?相続人の中に、赤ん坊を身ごもっている女性がいる場合、その赤ん坊にも相続権はあるのでしょうか。例えば、今朝、仕事に出かけるまでは元気だった夫が、通勤途上で不慮の事故に遭い、妊娠中の妻を残して帰らぬ人となってしまった・・というケースは十分にあり得ることです。民法には、「胎児も生まれた...
2020.11.09 00:00相続人が行う相続手続きをリストアップ!不安であれば弁護士にご相談を相続開始後、相続人が行うべき相続の手続きは多岐に渡ります。必要な手続きをリストアップしましたので、ぜひご一読いただき、漏れがないようご確認ください。相続財産に関する手続き遺言書の有無の調査遺言書の検認の手続き(公正証書遺言、法務局の遺言書保管制度で保管された自筆証書を除く)相続人...
2020.11.06 00:00相続手続きの主な流れ~期限付きの手続きもあるので要注意!~遺言書の有無に分けて、相続手続きの主な流れを箇条書きにまとめました。ぜひご参考にしてみてください。遺言書がある場合の相続手続きの主な流れ被相続人の死亡(相続手続き開始)死亡届の提出誰が「相続人」なのかを調べる遺産の内容を調査して「相続財産」を把握する必要な手続きを行う遺産分割に入...
2020.11.03 00:00特別受益とは?相続人間の不公平感を解消する制度相続人が贈与や遺贈を受けたときに、他の相続人との不公平感を解消するために、相続分から差し引く制度として「特別受益の持ち戻し」というものがあります。被相続人(亡くなった方)の死亡後は、共同相続人間で法定相続分に従って、遺産を相続するのが原則です。ところが、共同相続人のうち、被相続人...
2020.10.30 00:00寄与分は相続で揉める原因トップクラス!認められるケースは?今回は「寄与分」のお話です。被相続人の事業や看護に貢献した相続人は、当然に取り分が増えるのでしょうか。実は相続で最も揉めやすい原因のひとつといわれているのが、この「寄与分」です。寄与分とは寄与分とは、被相続人の財産の維持や増加に特別な貢献をした場合などに、その相続人が取得する割合...
2020.10.27 00:00兄弟姉妹には遺留分の保障なし!法定相続人の遺留分割合は?「遺留分」は兄弟姉妹にはありません。兄弟姉妹は「相続人」にはなれますが、遺留分を有する相続人ではありません。そのため、被相続人(亡くなった方)が遺言書で「配偶者に全財産を渡す」旨を残していた場合、兄弟姉妹には遺留分の保障がないので権利を主張することができません。遺留分の割合兄弟姉...
2020.10.23 20:01遺留分制度で最低保障!遺留分侵害額を請求するには?もし、一家の大黒柱が亡くなり、「私の財産は、長男には一切分け与えない」などといった遺言書が残されていたら、長男はどのように思うでしょうか。黙ってはいられないかもしれません。被相続人(亡くなった方)の遺志は尊重されるべきものですが、相続人間に公平な相続を行わせるための制度があります...
2020.10.18 00:00相続権を奪われる?法定相続人が相続人になれないこともある必ずしも、法定相続人であれば誰もが相続人になれるというわけではありません。法定相続人の権利を持つ立場にあっても、「相続欠格」や「相続廃除」に該当した場合、相続権が無くなります。相続欠格とは相続欠格に該当する欠格事由としては、民法では以下のケースを挙げています。要するに、相続人自身...
2020.10.14 19:59被相続人にまさかの借金発覚!どうすればいい?相続財産は「プラスの財産」ばかりとは限りません。もし、相続で受け継ぐ財産は、次のようなプラスの財産だけだとお考えの方がいらっしゃれば、要注意です!現金預貯金自動車株券不動産(土地・建物)借地権・借家権ゴルフ会員権骨董・貴金属・書画家具・什器備品・機械 etc.相続財産には、借金や...
2020.10.08 19:58代襲相続とは?孫が飛び越えて遺産を受け継ぐ制度思いがけない事故や病気が原因で、親より子供が先に亡くなってしまうこともあります。そのような場合、子供が親に代わって相続することになっています。被相続人から見ると、孫にあたる立場の人です。これを「代襲相続」といいいます。代襲相続は、直系卑属の場合のみ何代でも代襲することが認められて...